阪神・岡田顧問がブルペン初視察 連日の〝師弟会談〟に藤川監督感謝「本当にありがたい」
今季限りで阪神の監督を退任し、フロント入りした岡田彰布オーナー付顧問(66)が10日、高知・安芸の秋季キャンプ訪問2日目で初のブルペン視察を行った。 【写真】ベンチで談笑する阪神・岡田彰布前監督と藤川球児新監督 眼光鋭く若虎の球筋に熱視線を送り、その後ブルペンに移動してきた藤川監督とも熱心に言葉を交わした。約25分の〝師弟会談〟を終え、新監督は「会議室で話してもなかなか話は進まないですけど、野球ってグラウンドで物事が動くので、その流れの中で会話をすることが一番重要。時間を割いてくれるので、本当にありがたい」と充実した表情で振り返った。 前日9日に岡田顧問が秋季キャンプを初めて訪れた際には、三塁ベンチ付近で1時間25分もの〝青空会議〟をへて、指揮官としての考えを引き出しに入れた。百戦錬磨の智将の言葉を貪欲に吸収しており、「思い切った質問もできます。本当に懐が深い方なので、すごく聞きやすい」と感謝した。(新里公章)