このボール型のスピーカー、Bluetooth接続の制限がありません
初めてアナログのターンテーブルでDJを試したときに、BPMを合わせるのも難しかったのを覚えています。その後CDJやPCDJといったコンソールやソフトウェアによって、DJの敷居というか難易度が下がり、夢中になって遊びました。 【全画像をみる】このボール型のスピーカー、Bluetooth接続の制限がありません さて、今回はそんなターンテーブルやDJ機材の代わりに、2つのボールでDJやビートメイクができるという素晴らしいガジェット「Odd Ball」を紹介します。
ジェスチャーで演奏
Odd Ballは、Bluetoothを経由してスマートフォンに接続するボール型のスピーカーです。Odd BallにはiOSとAndroidの専用アプリがあり、そのアプリを使いながら楽曲やビートを流します。その後、ボールにジェスチャーを加えることによって、エフェクトを追加していくというものです。 ジェスチャーは、ボールを動かして楽曲をミックスしたり、素早く振ることでパーカッションを追加、ゆっくり回転させてループを再生…など、さまざまなエフェクトが設定されています。どのようなものか、実際の使用動画を見てみましょう。 動画を見るとわかりますが、接続したスマートフォンのアプリ上でさまざまなサウンドを録音して、その音をジェスチャーによって演奏することも可能です。バックグラウンドで楽曲やビートを流しつつ、録音した音を使ったり、ミックスしてDJプレイができるということです。
反応がリニアで気持ちいい
Odd Ballの操作には先述のようにさまざまジェスチャーがありますが、そのジェスチャーに対して非常に敏感に反応してくれるのが素晴らしいといえます。 こうしたガジェットにおいて、アクションに対して遅延があると、なんとも残念な気持ちになります。ですが、Odd Ballではそのようなことはなく、さらに感度も良好なため、全体的に非常に快適な体験となりました。 さらに、アプリ上に現在流している楽曲に最も適したジェスチャーが表示されるので、操作がうまくいかずにフラストレーションが溜まるといったこともありません。ジェスチャー表示によって初めて触る人にもやさしい作りになっているのです。 アプリの表示に合わせてアクションをしていけば、同じジャンルの別の曲につなげられ、単調さもなく楽しめます。別の曲に変える際には、ボールを空中に投げてキャッチするというジェスチャーを行ないますが、これも実際にやってみるとかなり楽しいものでした。 DJをするといえば、多くの人がPCやコンソール、そしてなにかしらのデジタルソフトウェアを使用することになるでしょう。Odd Ballに触ってみて、大いに楽しめた理由の1つに、そうした専門機材の操作なしでも、直感的に音楽制作を体験できたという点です。 クリックしたりドラッグしたり、あるいは画面をタップしたり、ソフトウェアの操作を必要とせず、振ったり、ひねったり、ポンと投げたり、ボール2つを実際に動かすことでできるということが、やはり楽しいものと感じられるのです。