このボール型のスピーカー、Bluetooth接続の制限がありません
ガジェットとしての性能も素晴らしい
Odd Ballのガジェットとしての素晴らしさの1つとして挙げたいのが、Bluetooth接続の制限がないことです。 つまり、好きなだけスマートフォンとペアリングできますし、スマートフォンを介して別のスピーカーやヘッドホンにも接続できるということです。Blurtoothについてはスマートフォン側に上限があるかもしれませんが、それでも複数のデバイスに連携するように接続できるのは素晴らしいです。Odd Ballをミキサーとして使いながら、お気に入りのスピーカーなどで音を流すといったこともできるのはうれしいと思いましたね。 Odd Ballはフル充電で約5時間使えます。実際に触ってみても、十分遊べる時間と感じました。ただし、Odd Ballを手に入れて最初に起動させるには、丸1日充電する必要があるので、ここは少し残念です。また、Odd Ballは古い携帯電話のような独自の充電器なので、USB-Cがサポートされていたらよかったと思います。 カラーバリエーションは、メインとなるレッド(公式では「パンチ」という名称)、ブラック、グレー、ターコイズグリーンなどがあり、2つのボールを別々の色の組み合わせでも購入できます。 ボールはゴムのようなシリコン製で、サイズや素材も手に持ったときの感触が完璧といえます。しかし、案の定ホコリが付着します。部屋の壁や床に触れるたびにホコリが付きますし、デスクの上にしばらく置いておくと小さなホコリが付いたりします。しかし、掃除用などの除菌スプレーなどを使って拭けば、なんとかなります。 先にも触れましたが、専用アプリもかなり気に入っています。 アプリには、Odd Ballの使い方、DJに関するチュートリアル、豊富なビートライブラリ、独自のサウンドの録音機能、プロジェクトの作成と管理、各種ソーシャルメディアへの共有オプションなどの機能があります。UIも使いやすくて便利です。 Odd Ballは100ドル(約1万6000円)で購入でき、素晴らしいガジェットといえるでしょう。基本的な使い方を教えてくれる上に、その後は自分の好きなように使えるという点も良いところです。 EDMやハウスミュージックなどにハマり始めた人にも、あるいは子どもにもオススメできるはずです。もちろんDJやビートメイクをやってみたいといった人にもオススメです。 DJや音楽制作などをやってみたいけど、いきなりコンソールやデジタルソフトウェアを購入するのはちょっと...といった方にも良い投資になることでしょう。アプリには録音機能もあるので、ゼロからトラックを作ることも可能なのです。そうした点も踏まえ、音楽が好きなさまざまな人に勧められるガジェットといえます。
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