ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
米ボーズは、HiFiオーディオを手掛けるMcIntosh Groupを買収したと発表した。マッキントッシュならびにソナス・ファベールがボーズ傘下に入ることとなる。 この買収により、ボーズが得意とする最先端のオーディオ研究や技術を、より高級で高性能なシステムにも活用し、プレミアムなオーディオ体験を実現できるとしている。完全ワイヤレスイヤホンやBluetoothから、よりラグジュアリーなシステムまで、ブランドの力を統合し、ホームオーディオとカーオーディオの両面で展開していくこととなる。 またボーズは、40年以上にもわたって車載オーディオ市場をリードしてきたことをアピール。それにMcIntosh Groupの性能やデザインが加わることで、車内のオーディオ環境がさらに洗練されると説明している。 ボーズのCEOであるリラ・シュナイダー氏は以下のようにコメントしている。「この60年間、私たちは最高品質のプレミアムなオーディオ体験を提供してきました。McIntosh Groupが私たちに加わることで、自宅でも、外出先でも、車の中でも、さらに素晴らしい音楽体験を実現することができます。これらのブランドの遺産を誇りに思っており、将来への投資と、オーディオの技術革新をさらに推し進めていくことで、いままで聴いたことがないオーディオ体験ができることを心待ちにしています」。 またMcIntosh GroupのCEOであるダニエル・ピジョン氏のコメントは以下の通り。「ボースが長年注力してきたオーディオの研究成果は、私たちが追求してきた独自で究極の音質を実現するために、非常に大きな力となってくれるでしょう。また、彼らの車載オーディオにおける専門的知見にアクセスできることで、この市場における我々の存在感をより高め、より優れたソリューションを提供することができると考えています」。 なおMcIntosh Groupは、ボーズの買収以前はHighlander Partnersという投資会社の傘下となっていた。
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈