WRC第2戦、シーズン唯一のフルスノーイベントが始まる【ラリー・スウェーデン プレビュー】
昨年はMスポーツ・フォードから参戦したオイット・タナックが優勝
昨年のラリー・スウェーデンは、Mスポーツ・フォードのオイット・タナックが優勝。2位にはヒョンデのクレイグ・ブリーン、3位にもヒョンデのティエリー・ヌーヴィルが入り、トヨタ勢はカッレ・ロバンペラの4位が最上位だった。 トヨタ勢はラリー開始早々から、早いスタート順に悩まされ、ロバンペラも深く刻まれた轍にペースを上げられずに大きなタイムをロス。エルフィン・エバンスもスノーバンクに突っ込むなどペースを上げられず。結局、一度も優勝争いに顔を出せない惨敗となった。 そんな中、Mスポーツ・フォードのタナックは土曜日の午後にトップに立つと、そのままペースをコントロールしてフィニッシュまで走り切った。 【参考】2023年 WRC第2戦ラリー・スウェーデン 結果 1位:O.タナック(フォード プーマ ラリー1)2h25m54.4s 2位:C.ブリーン(ヒョンデ i20 N ラリー1) +18.7s 3位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20 N ラリー1)+20.0s 4位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+25.1s 5位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m24.0s 6位:P-L.ルーベ(フォード プーマ ラリー1) +5m59.0 7位:E.ラッピ(ヒョンデ i20 N ラリー1)+7m42.4s 8位:O.ソルベルグ (シュコダ ファビアRS ラリー2) +7m48.1s 9位:O-C.ベイビー (フォルクスワーゲン ポロGTI R5) +8m30.4s 10位:S.パヤリ(シュコダ ファビアRS ラリー2) +9m03.2s
スノーイベントを得意とするトップドライバーが集結
例年、ラリー・スウェーデンではスノーイベントに強いスぺシャリストが活躍するが、今年はどうなるだろうか。 トヨタは今回のラリー・スウェーデンで2年連続王者のロバンペラがラインナップに復帰。フルタイムでシーズンを戦うエバンスと勝田貴元を加えたワークス体制でいどむ。ロバンペラは2022年に、エバンスは2020年にこのラリーを制覇。勝田も2018年にWRC2カテゴリーで優勝を飾っており、3人ともこのスノーラリーを得意としている。 一方のヒョンデは、ティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナック、エルフィン・エバンスの3台でワークス参戦。ヌーヴィルは2018年に、タナックは2019年と2023年にこのラリーを制しており、こちらもドライバーの布陣は強力だ。 はたして、2024年ラリー・スウェーデンはどうなるか。ラリーは現地時間2月15日にスタートする。 ■「2024年 WRCドライバーズランキング(開幕戦終了時) 1位 T.ヌーヴィル(ヒョンデ)30 2位 S.オジェ(トヨタ)24 3位 E.エバンス(トヨタ)21 4位 O.タナック(ヒョンデ)15 5位 A.フルモー(Mスポーツ・フォード)11 6位 勝田貴元(トヨタ)9 7位A.ミケルセン (ヒョンデ)6 ■2024年 WRCマニュファクチャラーズランキング(開幕戦終了時) 1位 トヨタ 46 2位 ヒョンデ 45 3位 Mスポーツ・フォード 12
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