「勝利のための手段は問わない」低迷マンUへの特効薬は新監督の”勝利主義”。再建託されたファン・ニステルローイはどんな人?
ファン・ニステルローイ監督ってどんな人?
マンチェスター・ユナイテッドは28日、指揮を執って3シーズン目だったエリック・テン・ハフ監督の退任と、コーチを務めていたルート・ファン・ニステルローイ氏の監督就任を発表した。暫定的な立場ではあるが、ファン・ニステルローイ監督はどのような人物であり、どのようにクラブを立て直すのだろうか。イギリスメディア『The Guardian』が現地時間28日に展望を報じた。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ ファン・ニステルローイ監督は現役時代、01/02シーズンから5シーズンに渡ってユナイテッドに所属し、219試合に出場して150ゴールを記録した。3年前まで指揮を執っていたオーレ・グンナー・スールシャール氏に続く、クラブの伝説的FWの監督就任となる。現役時代の元同僚選手は、「彼が選手だった頃は、よくあごを上げてしばらく怒っていたね。年を重ねてからは、だいぶ落ち着いているように見える。今ではすぐにあごが下がるんだ」と、現在は現役時代の熱血漢ぶりに加え、冷静さも獲得していると語った。 同監督は22/23シーズン、オランダ1部PSVの指揮を執り、国内カップ戦2冠を達成。DFジャラッド・ブランスウェイト(現在エバートン所属)、MFシャビ・シモンズ(現在ライプツィヒ所属)、FWサビーニョ(現在マンチェスター・シティ所属)、FWコディ・ガクポ(現在リバプール所属)、FWノニ・マドゥエケ(現在チェルシー所属)といった超有望株を見出し、若く才能あふれるチームを構築した実績を持っている。 また自身のプレー哲学について監督は、「ボールをキープし、創造性を発揮して、素早くゴールに向かうことが大事だ。しかし、どうやれば生き残れるかもわかっている。15分だけでもいいから、我々はアトレティコ・マドリードになれるだろうか?私はただ勝利だけを望んでおり、そのための手段は問わない」と、“勝利第一主義”を宣言している。果たして苦しむ古巣を救うことはできるだろうか。
フットボールチャンネル編集部