浦和、GK西川周作が38歳誕生日「時代の流れに逆らい、結果を出す」「優勝を諦めていない」
J1浦和のGK西川周作が18日、さいたま市内で練習後に取材に応じ、この日誕生日を迎えた38歳の誓いを口にした。 プロ20年目。5月にはJ1史上3人目の通算600試合出場に到達したベテランGKは大雨の中での練習を終え「うれしいです。38歳になって、自分は雨男だと思ったけど、まさかこんなに大雨とは(笑い)。何歳になっても1試合1試合が勝負という危機感を持ちながらプレーしていきたい」と笑顔。38歳の抱負を「人の話をきちんと聞くこと。何歳になっても学ぶ姿勢は忘れてはいけない」と言い切った。 17日には同級生の元日本代表FW岡崎慎司(38)が引退会見を行うなど、同年代の現役選手は年々減っている。「今の時代の流れだと38(歳)でプレーしてる選手は、海外を見てもなかなかいない。(原口)元気からも『38(歳)なんていないよ。本当に若い選手(ばかり)で、早く引退する選手が多い」と話は聞いてた。同級生が年々少なくなってるのは、逆にそれがモチベーションになる。時代の流れに逆らっていく、そういうところでは常に結果を出していきたい。まだまだピッチでプレーできるのは本当に幸せなこと。応援してる人も幸せにしたい」とかみしめた。 チームは首位・町田と勝ち点13差の10位。次戦は22日に2位・鹿島をホームに迎え撃つ。チケット総発券は4万6000枚(18日時点)と伝統のライバル対決への注目度は高い。 西川は鹿島戦について「勝つのみだと思ってる。特に言葉はいらない。本当に意地と意地のぶつかり合い。鹿島とやる時はいつもファン・サポーターを含めて燃えるものがある」と気合十分。「まだまだ僕たちは優勝を諦めていないので、目標を持ちつつ1試合1試合戦い、鹿島戦で勝って新たなスタートを切りたい」と力を込めた。
報知新聞社