立憲熊本県連 来夏の参院選「オール野党で」衆院選の比例投票結果から見える県民の意識は
(緒方キャスター) 政治学が専門の鈴木桂樹熊本大学名誉教授は、直近の国政選挙の参院選(2年前)のデータと比較すると、少し違った傾向が見えると話していました。2年前の参院選では、立憲民主党の県内の得票率は9.54%に対し、日本維新の会は11.10%と躍進しました。これは知名度が高い、元オリンピック選手の松野明美さんが日本維新の会から立候補したことなどが要因とみられます。 鈴木名誉教授は「直近の参院選と比較すれば、立憲民主党が今回19.53%の得票率を獲得したことは‟大きく持ち直した”と見ていいのではないか」と話しています。 (畑中キャスター) 小選挙区だけを見ると熊本は自民王国と言われますが、国政選挙ごとに政党の得票率は変化しているんですね。
(緒方キャスター) 鈴木名誉教授は「与野党対決とひとくくりにできない」と話しています。つまり、様々な政党の登場などを背景に、有権者は政党が掲げる政策に注目して判断している」として、次の参院選に向けては、「立憲民主党をはじめ野党は、政権交代や政治改革だけを強調するのではなく、政策の中身や政策本位を熊本の生活者レベルで賛同できる中身を示す必要がある」と話しています。