立憲熊本県連 来夏の参院選「オール野党で」衆院選の比例投票結果から見える県民の意識は
KKT熊本県民テレビ
10月の衆院選で与党が過半数割れする中、野党第一党の立憲民主党の今後の動向が注目されています。立憲民主党熊本県連は6日、来年夏の参院選について「オール野党で戦いたい」として、すべての野党を対象にした統一候補の擁立を目指す考えを明らかにしました。
立憲民主党県連は6日、幹部が集まり、10月に行われた衆院選について意見を交わしました。立憲民主党県連は、衆院選で共産党や社民党と候補者をすみ分け“共闘”しましたが、県内4選挙区すべてで自民党に議席を独占されました。また、全国的には立憲民主党をはじめ、野党が議席を増やした一方で、県内の野党候補は比例復活もできず、前回に続き、野党の議席はゼロとなりました。
■立憲民主党県連 鎌田聡代表 「野党が連携して、さまざま場面で協力もしてきたが、私たちの力が及ばなかった。今回の反省を踏まえ、さらなる取り組みを進めていかなかければならない」 来年夏の参院選については、「必ず候補者を擁立する」とした上で、すべての野党を対象にした統一候補の擁立を目指す考えを明らかにしました。
■立憲民主党県連 鎌田聡代表 「オール野党でやれるような人材、候補者を擁立する。今回(候補者の)すみ分けをした政党以外の野党とも戦える候補者をつくるのが一番望ましいと思っているので、努力を進めていきたい」 【スタジオ】 (緒方太郎キャスター) 10月の衆院選で投票した方も投票しなかった方も、注目してほしい数字があります。熊本では、小選挙区では自民党が圧勝でしたが、政党名を書いて投票する比例代表では違った傾向が見えてきました。
改めて10月の衆院選の比例代表九州ブロック、熊本県内の政党別の得票をみてみます。今回の衆院選の得票率と、前回(3年前)との比較です。 ▽自民党は33.59%と最も得票率が高かった一方、前回比では7.17ポイント下回りました。 (畑中香保里キャスター) 野党はどうでしょうか? (緒方キャスター) 立憲民主党は19.53%と、前回より0.4ポイント増加。ほぼ前回並みといえます。このほかの政党を見ますと、県内の選挙区には候補者を立てていませんが、全国的にも得票を伸ばした国民民主党の得票率は7.53%、れいわ新選組は7.15%と、前回を4ポイント近く上回りました。 比例九州ブロックの数字をみると、全国的な傾向が熊本でも表れたことがわかります。ただ、気になるのは、熊本では立憲民主党の得票率が3年前とほぼ変わらなかったことです。 (畑中キャスター) 全国的には立憲民主党が支持を伸ばしていましたよね。