中居正広の「相手さまがいる」はただの逃げ、守秘義務以外で自由に語ることができる部分
メディアから逃げなかったビートたけし
お笑いレジェンド・ビートたけしは、交通事故を起こした後も、暴力事件の拘留から保釈された後も、ことあるたびに会見し、当時は元気だった芸能リポーターは正面切って詰め寄った。時として言い合いになった。逃げないたけしの姿、闘うたけしの姿は強烈な印象を残した。 たけしの場合、法的な守秘義務はなかったが、徒手空拳でメディアに対峙する姿は清々しかった。 メディアから逃げないたけしに対し、メディアの前に出てこない「まつもtoなかい」。せめて「今回のトラブルはすべて私の至らなさによるものであります」と語っているように、その「至らなさ」については自由に語ることができるはずだ。それは自身の大いなる反省点になるため、守秘義務に含まれるはずがない。 「相手さまがいることです」というひと言を盾に、自分を安全地帯に置いたままの中居。まずは「守秘義務があるので答えられることには限界がありますが、質問を受け付けます」と会見すること。だとしても、起死回生となるかは見通せないが。 取材・文/薮入うらら
薮入うらら