久光製薬3連覇なるか、東レが逆襲か ── バレー・Vリーグ女子・ファイナルステージが大阪から開幕
V・プレミアリーグのレギュラーラウンド上位6チームによる、ファイナルステージに向け各チーム監督らが会見 THE PAGE大阪(2015年2月27日)
バレーボール・V・プレミアリーグのレギュラーラウンド上位6チームによる、ファイナルステージが28日、大阪市中央体育館(大阪市港区)で開幕する。戦いに先駆け、リーグ3連覇を目指すレギュラーラウンド1位の久光製薬(サブホームタウン:兵庫県神戸市)、同5位から3季ぶりの優勝を狙う東レ(ホームタウン:滋賀県大津市)をはじめ、NEC、岡山、上尾、日立の監督・キャプテンが記者会見し、意気込みを語った。
女王・久光、挑む東レ、岡山……それぞれの意気込み
「けが人が続出する中で、スタートで行く選手だけでなく途中から入る選手も、一人ひとりが役割を果たしてくれて(レギュラーラウンドを)1位通過することができた。ファイナル6は、プレッシャーをどう自分たちのエネルギーにするか。神様でも預言者でもないのでどうなるかわからないが、挑戦し続ける気持ち、それを諦めることだけはしたくない。この大会に賭ける気持ちをコートでどう表現してくれるか楽しみにしています」と3連覇へ挑む久光製薬・中田久美監督。座安琴希キャプテンも「勝ちにこだわってきました。いいプレッシャーにして戦い抜きたいと思います」と目を輝かせた。 今季から全日本主将の木村沙織が新加入した東レは序盤苦しみ、一時最下位になったが、2LEGから木村と同じくポイントゲッターの日本代表・迫田さおり(昨季の得点王)をレフト対角に組み変え、少しずつ調子を取り戻してきた。「1LEGでバタバタしたが、キャプテンの中道(瞳)を中心に木村、高田(ありさ)、迫田の上級生の頑張りでなんとか5位で通過できた。ようやく戦い方が定まりつつあるので、ファイナル6はその4名を爆発させてあげられるように。隙を見せず、元気よく、一つ一つポイントを重ねていきたいです」と福田康弘監督。「勝てない試合が続いた中でもなんとかファイナル6につなげられたことを無駄にしないように、1試合1試合いい準備をして戦いたい。気持ちの強いチームが勝利すると思うので、強い気持ちを持って全員で最後まで戦います」と中道キャプテンも逆襲を誓った。 昨シーズン準優勝に終わり、今季こそ悲願の「日本一」と意気込むシーガルズ(ホームタウン:岡山県岡山市)の河本昭義監督は「全員元気で臨める。昨季より底辺の力や付加価値がついてきているので、ファイナル6でそれらをいかしたい。新システムにふさわしい戦いをしたい」と自信ありげな表情。山口舞キャプテンも「ファイナル6は苦しい戦いになると思うが、応援してくださるみなさんに夢や元気を与えられるように」と最後まで戦い抜く決意をのぞかせた。