脳卒中、心筋梗塞…12月から2月は入浴中に起きるヒートショックに注意、最大の要因は住宅の“断熱”⁉
住宅がヒートショックの原因
住宅のなかで冬に最も室温を気にしなければならないのは、肌の露出が多い浴室やトイレだ。リビングは暖房しているので20度ぐらいになって、暖房をしている部屋を出た瞬間に廊下に行くと、一気に10度前後に下がっている。 そして居間から寒い脱衣所に移動して、服を脱ぐことになる。浴室や洗面所、トイレと普段生活するリビングとの温度差が大きいため、ヒートショックによる死亡事故を指摘する識者は少なくない。 また入浴中の死亡事故は12~2月に集中して発生している。 ヒートショックは住宅による断熱の良否が大きく影響しているともいえなくない。住宅内部での温度差の問題を解消しない限り、ヒートショックの問題はなくならないといっていい。もしすぐに断熱性能が改善できないのなら、入浴時には浴室を十分に温めてから、脱衣するなどの対策をすることをお勧めしたい。 THE GOLD ONLINE編集部
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