張本兄妹と振り返る2024年総まとめ「良くも悪くも…」妹・美和の指摘に智和「ギリ傷ついたほうが勝ちました」【卓球ジャパン!】
2018年4月に始まった『卓球ジャパン』が12月21日放送回で記念すべき300回を迎えるということで、2週にわたって張本智和(智和企画)&張本美和(木下グループ)がゲスト出演。 【見逃し配信】張本兄妹 2024年総まとめSP 世界ランク一桁兄妹の一年を振り返る! 14日の300回直前SPは、2024年の総まとめとして張本兄妹の激動の1年間を振り返った。
1月の全日本選手権から始まり、世界卓球、WTTシリーズと数多くの大会が行われた1年。最大のトピックと言えば兄妹揃って出場を果たしたパリ五輪。 3種目にエントリーした智和。最も金メダルに近いと言われた混合ダブルスから大会はスタートしたが、北朝鮮ペアに敗れてまさかの初戦敗退。 「ライバルが反対側にいたので普通にやれば決勝まで行けると思ったけど、唯一気がかりだったのは北朝鮮ペア。予選に出た動画ではそれほど強いプレーではなかったけど、想像の何倍もいいプレーをされてしまった。もちろん悔しかったけど、それ以上に負けに納得できるところもありました」(智和)
気持ちを切り替えて臨んだ男子シングルスではベスト8入り。準々決勝では世界王者の樊振東(中国)と互角の戦いを繰り広げたもののフルゲームの末に敗れた。 「彼のプレッシャーだけで点が取れたところもある。だから実力的には3-4だとは今でも思ってない。いい試合でしたが、負けて当然の結果だと思っています」とコメント。 「まだ彼より強くなったと胸を張って言える時期ではないので、変に調子良くて勝たなくて良かったなとも思う。しっかり反省してロスで金が取れるのであればいい負けであったと言える」と続けた。
そして智和が「一番悔しかった」と語ったのが団体戦だ。準決勝、3位決定戦ともにあと一歩のところで敗れてメダルを逃した。 かつてない屈辱を経験し、智和がたどりついた答えは「運」。 「“運”という一言で片付けていいと思うんです。本当に勝負の世界って運で終わる時もある。それが言い訳かもしれないし、そう言ってるようじゃ強くなれないってコーチに言われることもあるけど、僕は肌で感じた結果、混合ダブルスとシングルスは実力だけど、(団体戦の)準決勝と3位決定戦に関しては運でいいと思う。全員頑張ったし、ミスもあれば得点もある。たまたま2試合負けたと片付けていい。それで成長できないという負けではないと思います」 丁寧に言葉を選びながらそう語った。