【完全逆転勝訴】1型糖尿病患者の障害年金打ち切り訴訟控訴審で全員の支給停止を取り消す判決 大阪高裁
症状が改善していないのに障害年金の支給を止められた1型糖尿病の患者が国を訴えた控訴審で、大阪高裁は全員の支給停止を取り消す、完全逆転勝訴の判決を言い渡しました。 1型糖尿病は、生活習慣に関係なく血糖値が激しく上下する病気で、1日に数回インスリンの注射が必要です。 原告らは症状が改善しないのに障害年金の支給を止められたのは不当として提訴し、大阪地裁は2019年、「国の説明が足りなかった」として停止処分を取り消しました。 しかしその後、再び支給が打ち切られ、患者9人が2度目の訴えを起こしました。 2021年、大阪地裁は1人については停止処分を取り消した一方、8人については訴えを認めず棄却。この判決を不服として患者8人が控訴していました。 大阪高裁は19日、「いずれの控訴人も障害の程度は2級に当たる」などとして1審判決を取り消し、患者全員の支給を認める、完全逆転勝訴の判決を言い渡しました。
国側のコメントは・・・
この判決を受け国はコメントを発表しました。 「判決の内容の詳細は承知していませんが、8人全員の支給が認められたと聞いております。今後は関係省庁において判決内容を精査した上で対応していきたいと考えております」
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