ワンタッチで電気系アクセサリーが取り付けできる「オプションカプラ」の見つけ方
オプションカプラの隠し場所を探すのが面倒なこともある
車両の純正配線の中に専用ヒューズが組み込まれたオプションカプラがあるのなら、電気アクセサリー取り付け時にこれを活用しない手はありません。その際に必要なのがオプションカプラの位置を発見する作業ですが、車種によって難易度はまちまちのようです。 バッテリー付近やシートを外せば見えるテールカウル内にある車種もありますが、フォルツァの場合はフロントカウル内にありました。 この場所はスクリーンやメータパネル、さらにメーター本体まで外さなければアクセスできないため、お世辞にも誰にでもできるとは言えません。おそらく、バイクショップでもそれなりの工数が発生する作業となるでしょう。 そうなると、エレクトロタップなどで既存の配線に割り込ませる方が簡単に取り付けできるため「わざわざオプションカプラを使わなくても……」となるかもしれません。しかしながら、バイクメーカーが開発時に専用ヒューズを設置して用意してくれた純正配線の安心感と信頼性は格別です。 その点で見ても、電気アクセサリー取り付け時にオプションカプラを探し出して活用する価値はあります。電気いじりが苦手な人にとっては難易度が高い作業となるかもしれませんが、機会があれば是非ともチャレンジしてみることをおすすめします。 【POINT】 ポイント1・社外品の電気アクセサリーを装着する際には、バッテリー直結とアクセサリー電源からの給電方法があり、後者の場合は車体の既存配線から分岐するのが一般的 ポイント2・車種によってはオプション部品や社外パーツが取り付けられるオプションカプラが装備されていることがある ポイント3・専用ヒューズを使用しているオプションカプラであれば、装着するアクセサリーに付属するヒューズを省略することも可能
栗田晃