「孤独のグルメ」に通ずる魅力あり? 『もののけしょくどう うらめしや』【絵本レビュー】
「孤独のグルメ」的な魅力を感じる
好物を自由に注文し、幸せそうに平らげるもののけたち。 メニュー豊富な渋めのお店に、登場人物のきもちのいい食べっぷり、そして「食感がたまらない」「おダシ最高」といった具体的な食レポ…… 個人的には、若干「孤独のグルメ」に通じる魅力も感じました。 (五郎さんと違って、もののけたちはとても賑やかなのですが。) 4歳児のツボにも見事ハマったようで、「もういっかい、最初から!」と何度も繰り返し読みたがる1冊となりました。 お店の壁に貼られた、物語に登場しないメニューにまで思いを馳せ、隅々まで楽しんでます。 余談ですが、先日「てんぷら妖怪」というカプセルトイに4歳児が大変興味惹かれており、調べたところ『うらめしや』の作者、たにむらのりあきさんの作品であることが判明しました。 たにむらさんの作品は、どうやら息子の心に刺さる様子。新作絵本や『うらめしや』の続編、期待してお待ちしています!
セコリ(nobico編集部)