「ホームレスを根絶する」ウィリアム皇太子、ドキュメンタリーに出演し福祉事業を訴える
ウィリアム皇太子は、「プリンス・ウィリアム：ウィー・キャン・エンド・ホームレスネス（ウィリアム皇太子：我々はホームレスをなくすことができる）」と題された2部構成のドキュメンタリーの中心的な役割を果たしている。 【写真】キャサリン皇太子妃不在で雨の中、バッキンガム宮殿で行われたウィリアム皇太子のガーデンパーティ ホームレス問題は、ウィリアム皇太子の最も重要な取り組みのひとつである。昨年、ウィリアム皇太子は「ホームワーズ」という5年計画を立ち上げた。このプロジェクトは、多くの人々や組織を結集し、ホームレスのための個別の解決策を開発することを目指している。このプロジェクトは、アバディーン、ボーンマス、クライストチャーチとプール、ランベス、ニューポート、北アイルランド、シェフィールドといったイギリス内の6つの都市や地域で展開される。「ホームワーズ」のウェブサイトで公表された声明によると、ウィリアム皇太子はホームレス予防を「大きな課題」と表現し、「私たちの野心を現実のものにすることを強く再確認した」と述べている。立ち上げから1年、 「ホームワーズ」は、「プリンス・ウィリアム：ウィー・キャン・エンド・ホームレスネス（ウィリアム皇太子：我々はホームレスをなくすことができる）」という2部構成の1時間ドキュメンタリーの題材となった。 「ホームワーズ」のドキュメンタリーの目的は、このプロジェクトの舞台裏を示すことだ。このイニシアチブの創設者として、ウィリアム皇太子はカメラの前に立ち、イギリス全土とプロジェクトの立ち上げに至る重要な段階を視聴者に紹介する。このドキュメンタリーは、日々ホームレス問題と戦っている擁護者やプロジェクトリーダーといった、このプロジェクトにおけるその他の重要な人物たちを紹介する機会でもある。また、かつてホームレス問題に直面した人々や現在もその影響を受けている人々の証言を聞くこともできる。
ダイアナ妃の足跡をたどって
ウィリアム皇太子がこの問題に取り組む姿を見ていると、母親である故ダイアナ妃を思い出さずにはいられない。ダイアナ妃はその人道主義的な活動から「心のプリンセス」と呼ばれていた。特に、王位の継承者である皇太子が初めて母親とともに避難所を訪れたのは11歳の時だった。 ウィリアム皇太子がプロジェクトやコミットメントを通じて、カメラの前に出て自分をさらけ出すのは今回が初めてではない。2020年、ウィリアム皇太子はアマゾン プライム・ビデオのシリーズ「プリンス・ウィリアム：プラネット・フォー・アス・オール」の主役を務めた。このために、チームは約2年間にわたりウィリアム皇太子を追跡し、環境保護を推進し地元の活動家の功績を称える皇太子の使命を取材した。この環境への取り組みは、父であるチャールズ3世を思わせる。
text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)
