【全日本】斉藤ブラザーズ 鈴木秀樹&関本大介を退け歴代最多タイV7「最高の気分だぜ!」
2025年もDOOM! 全日本プロレスの世界タッグ選手権(3日、後楽園ホール)は、王者の斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=38)が、鈴木秀樹(44)、関本大介(43)組を退け7度目の防衛に成功。同王座の最多連続防衛記録に並んだ。 【写真】関本大介が圧巻のアルゼンチン式背骨折り 強い、強すぎる。〝最凶双子〟が新春の王道マットを席巻した。2日付で全日本に入団したばかりの鈴木に照準を定めると、場外マット上に合体のパイルドライバーを炸裂。さらにジュンが羽交い締めにした鈴木に、レイが強烈なチョップを浴びせる。 15分過ぎにはジュンが関本のアルゼンチン式背骨折り、レイが鈴木の卍固めに捕まる場面があったが、何とかピンチを脱出。さらにジュンが眉山(合体ジャーマン)をくらい戦闘不能となるが、レイが関本をアイスバイン(アッパー式掌底)で蹴散らす。最後は鈴木との一騎打ちとなったレイが高々と抱え上げ、BBQボム(変型パワーボム)でトドメを刺した。 試合後、レイは「歴代最多の記録と並んだぜ。昨年の最強タッグ、この世界タッグのベルトを持ったまま全勝優勝したときも最高の気分だったが、今日はまた全日本プロレスの歴史に名を残せて最高の気分だぜ!」と豪語した。 これで第7代王者のジャンボ鶴田&谷津嘉章が1989年に樹立した最多連続防衛記録に並んだ。V8に成功すれば、36年ぶりの記録更新となる。 大好物のスイーツを求めたジュンに、レイは「俺たち兄弟は歴史上最多の8回防衛まであと1勝と迫った。俺たちがビールと甘いもので乾杯するのは、それを果たしてからでいいんじゃないか?」。最後は総立ちの観客と「ゼンニッポン、DOOM!」で締めくくった斉藤ブラザーズが今年も、タッグ戦線の中心に立つ。
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