大谷翔平が“無双すぎる” 歴史的51-51誕生から4試合で打率7割、5本塁打、OPS2.522に指揮官も愕然「人間じゃない」
大谷翔平(ドジャース)がどうにも止まらない。 現地時間9月22日、大谷は本拠地で行なわれたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。4-5で迎えた9回の第5打席に右中間席へサヨナラ勝ちの呼び水となる53号同点ソロ本塁打を記録した。この日は5打数4安打1本塁打2盗塁と活躍し、自身の持つシーズン最多記録を「53本塁打・55盗塁」とした。 【動画】9回土壇場で同点弾!大谷翔平が53号本塁打を放ったシーン 第1、第2打席に相手先発のアントニオ・センザテーラから単打を放って出塁した大谷は、いずれも二盗を成功。イチロー氏の持つ日本人選手のシーズン最多記録に「1」と迫る55盗塁に伸ばす。 そして極めつけが、9回裏の先頭打者として迎えた第5打席だった。相手右腕のセス・ハルボーセンと対峙した背番号17は、カウント2-1から外角低めに投じられた88.7マイル(約142.7キロ)のスプリットを強振。114.7マイル(約184.5キロ)の弾丸ライナーで飛んだ打球はみるみるうちに飛距離を伸ばし、右中間スタンドに突き刺さった。直後のムーキー・ベッツのサヨナラ弾にも繋がる値千金の同点弾となった。 何よりも驚くべきは、ここ最近の大谷の“覚醒”ぶりだ。とりわけMLB史上初となる「50-50」を飛び越えて「51-51」の金字塔を打ち立てた現地時間9月19日のマーリンズ戦からの4試合では打率.778(18打数14安打)、5本塁打、13打点、出塁率.800、長打率1.722、OPS2.522、6盗塁を記録。まさしく無双状態と言っていい。このロッキーズ戦直後の会見で、デーブ・ロバーツ監督が「今のショウヘイは人間じゃないように見える。これほど集中したゾーンに入っている選手を見たことがない」と目を丸くするのも無理はない。 巷では「ショウヘイはマジで60-60もやるぞ」(米記者ジャレッド・カラビス記者のX投稿より)とも騒がれ始めている。通常ならば、ドジャースの残り試合数(6)を考えても「現実的」とは言い難い記録だ。しかし、「人間じゃない」とまで言われる今の大谷ならば60-60も不可能ではないかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]