契約更改を終え会見する日本ハム水谷（撮影・黒川智章）

　日本ハム水谷瞬外野手（23）が3日、北海道北広島市内の球団事務所で、今季年俸560万円から「現状維持…っすかね…いやアップです。まあまあまあ…納得いってます。5倍…です。1億まで考えてましたけど、納得してます」と一気に昇給し、契約更改した。 【写真】桃色スーツ姿で巨大印鑑を手に笑顔の水谷 　現役ドラフトで今季加入。4月11日の古巣ソフトバンク戦でプロデビュー、初安打初打点もマークすると、交流戦では15試合連続安打を記録するなど打率4割3分8厘の交流戦最高打率で、MVPに輝いた。 　ソフトバンクでは5年間で1度も1軍でプレーしたことがなかったが、6年目で一気にブレーク。出場97試合、打率2割8分7厘、9本塁打、39打点。飛躍の1年を「ようやく始まったという気持ち。1軍で出るうれしさ、やりがい感じながら。悔しさ、課題はたくさん出た1年だったかと思います」と振り返った。 　来季に向け「バッティングは満足はいってないですけど、数字としては見劣りしない数字は出せたと思う。来年に向けて自信もってやれたら。ただ守備、走塁面で信頼を勝ち取れるようにしたい」と課題を挙げた。オフの取り組みについては「自分の体を知ろうというテーマで。練習って言うより、トレーニング。体のコントロールができるようにしつつ、どう使ってどう動いているかをわかるようにしたいです」。場所については「12月は京都と地元（愛知）。1月は東京とハワイでやろうと思っている。1人で」と説明した。 　目標は大谷の50－50にならい「20－20を狙えたら」と掲げた。昇給分は「お母さんにぜいたくな物を贈るか、おいしい物を食べにいったりできたら」と思い描いた。会見にはピンクのスーツで登場。「明るい25年にしようかと。今日初めて着ました」と、笑顔で話した。（金額は推定）