台日合作のテレビ人形劇続編、桃園で世界プレミア 日本の脚本家、台湾の観客に感謝
(台北中央社)台日合作のテレビ人形劇「Thunderbolt Fantasy(サンダーボルトファンタジー)東離剣遊紀」シリーズ4期の1、2話が18日、北部・桃園市内で開催中の「2024桃園映画祭」(桃園電影節)で世界初上映された。原案、脚本、総監修を務める虚淵玄も日本から駆け付け、台湾の観客に感謝を伝えた。 同シリーズは台湾の伝統人形劇「布袋戯」(ポテヒ)を、台湾の布袋戯で随一の知名度と品質を誇る制作会社、霹靂国際多媒体と虚淵のコラボレーションで映像化した作品。台日合作プロジェクトは2016年に始動し、これまでに3期が放送された。続編となる4期は前作から3年を経て、日本では10月5日に放送開始される。 虚淵は、当初は伝統的な布袋戯とは異なる表現手法を採用した同作を台湾の観客が受け入れてくれるか心配だったと明かし、思いがけず受け入れてもらい「とても温かい支援を受けた」と話した。 また、台湾を訪問する時はいつも仕事であるため、訪れるのは台北か、もしくは霹靂社の撮影所がある中部・雲林だけになってしまうとしつつ、「台湾はとても魅力のある場所」だと語り、南部・台南の文化や歴史的雰囲気に憧れていると話した。 会場には主要キャラクターの凜雪鴉、殤不患、浪巫謠の3体の人形も登場した。 (洪素津/編集:名切千絵)