ソフトバンク、5年ぶりV旅行出発! 小久保監督「選手は家族の方に…」 球団過去最大415人参加
大所帯の皆さま、ノープランで楽しみましょう――。4年ぶりのリーグ優勝に輝いたソフトバンクが10日、米ハワイへの優勝旅行に出発した。2019年以来5年ぶりのV旅行は、前回の約250人を大きく上回る球団最大規模の415人。監督、コーチ、選手らは福岡空港出発のチャーター便だけでなく、先発便を含む3ルートで常夏の島へ向かった。小久保裕紀監督(53)は家族と気が向くままに楽しむように説いた。 【写真あり】こだわりのド派手パンツ!ソフトBスレンダー右腕の私服ショット 2機に分かれて前乗りした先発隊を含む、破格の415人がホノルルへと向かった。選手26人とその家族、関係者らが続々とチャーター機へと乗り込んだ。グラウンド外でのリラックスした表情を見た小久保監督は言った。 「選手は家族の方にシーズン1年間、迷惑をかけ続けている。喜ばせるように恩返しして喜ばせてほしい」 ソフトバンクのV旅行は日本一を達成した19年以来で前回は約250人だった。リーグVと日本一を達成した20年はコロナ禍で中止。今季のセ・リーグ覇者の巨人は約250人。昨年のリーグと日本シリーズを制した阪神は345人が参加し、話題となったが、小久保ホークスご一行は過去の事例を大幅に上回る球団最大規模だ。 全員で集まるのはホノルル到着後の初日のみ。指揮官は自身を例に挙げ、自由時間を大事にするように促した。「俺は日中からノープランよ。買い物か、ステーキハウスに行くくらいかな。あえて野球のこと考えずで」。ワイキキビーチにダイヤモンドヘッドなど常夏の島は観光地がめじろ押しだが「何回も行っている」と気の向くままに動くという。 水着は持っていくが、ゴルフバッグは持参しなかった。ただ、教え子たちの動きは少し気になる。「誰かグローブ持ってきていないかな?俺はビーチでキャッチボールと素振りはしたけどな。下半身の土台をつくった。でも、そんな時代でもないしな」。戦い抜いてきただけに楽しむだけの時間も悪くない。 約1週間の滞在で週末には帰国予定。「本来は日本一になって行きたいけど」と来季への本心ものぞかせつつ大所帯の1人として、機上の人となった。 (井上 満夫)