LVMHが「アワー レガシー」の少数株式を取得、東京やパリに店舗拡大へ
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMH)が、スウェーデン発ファッションブランド「アワー レガシー(OUR LEGACY)」の少数株式を取得したことが海外メディアの報道で分かった。取得額は非公開となっている。 【画像】アワー レガシーのルック
今回の株式取得は、LVMHグループ内の部門、LVMHラグジュアリー・ベンチャーズ(LVMH Luxury Ventures)が実施した。同部門は、高い成長が見込まれるラグジュアリーブランドに少数株主として出資することを目的として2017年に発足。2019年の「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」、2022年の「エメ レオン ドレ(Aimé Leon Dore)」などがその一例だ。なお、LVMHラグジュアリー・ベンチャーズが出資する企業は、LVMHグループによる買収を目的としていない。 アワー レガシーは現在、ストックホルムやベルリン、ロンドン、韓国など世界7ヶ所に店舗を構え、200を超えるセレクトショップで展開。海外メディアによれば、同ブランドは今回のLVMHの出資を受け、2025年末にパリに旗艦店をオープンする予定で、その後は東京、上海、香港などにも店舗を拡大していくという。