ぎゅうぎゅう詰め“ゆとりーとライン” 志段味地区の人口が倍以上に増加 増便したくても「バス製造のノウハウがない」
自動運転の新型車両導入で解決なるか?
開業当時に比べて運行を増便しているのですが、さらに増やしたくても増やせない大きな問題がありました。それは、バスの製造のノウハウがなく車両が増やせないこと。 ゆとりーとラインは、道路とレールの両方を走ることもあって、普通のバスとは違い、特殊な安全装置がついています。しかし、その装置を製造した技術者が定年などで退職し、ノウハウが残っていないというのです。いちから作ることはできるのですが、非常にコストがかかり現実的ではありません。
その解決策として検討されているのが、自動運転の技術を使った新型車両の導入。自動運転だと安全装置がなくても走行ができ、今、注目の技術だけあって長い目で見ればコストダウンも考えられます。さらに、自動運転であれば運転士不足の解消にもなるとあって、すでに実験も始まっているということです。 混雑解消に向けて動き出していますが、実際に導入されるまでにはもうしばらく時間がかかりそうです。それまでは少し早起きして混雑する時間帯を避けるなど、なにか工夫をしてみるのもいいかもしれません。