ユヴェントス、夏の補強1号に26歳のセリエA最優秀GKを検討か…シュチェスニーは放出?
ユヴェントスがモンツァのミケーレ・ディ・グレゴーリオを正GKとして迎えることを検討しているが、状況は複雑になっているようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』が30日に伝えている。 ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーのほか、マッティア・ペリンやカルロ・ピンソーリョを擁し、GKのポジションは「十分にカバーされている」はずのユヴェントス。だが「新シーズンの1つ目のピース」としては、GKを検討していると、イタリアメディアが報じた。 ユーヴェは近年、34歳のシュチェスニーを正GKに据えている。そのパフォーマンスを問題視しているわけではないが、年俸650万ユーロ(約11億円)のポーランド代表GKを放出することで、クラブの年俸総額を削減したい考えのようだ。 その後釜には、年俸がシュチェスニーの約3分の1にあたるとされるモンツァの26歳GKディ・グレゴーリオがリストアップされているとのこと。インテル下部組織出身のモンツァGKは、まだセリエAで2シーズン目を終えたばかりだが、今シーズンはセリエA最優秀GKに選出され、「現代的なGK」として評価を受けている。 しかし、ポーランド代表GKはユヴェントスと来シーズン終了後までの契約を結んでいるうえ、「自身がまだ、世界最強GKの1人であると考えている」ことから、「重要なオファーが舞い込まない限り、動く意思は全くない」という。 イタリアメディアは、ユヴェントスが陥っているジレンマを以下のように表現した。 「モンツァGKはまもなく(遺跡が)正式発表されるかもしれないお気に入りだが、ユーヴェにおける彼(シュチェスニー)の位置づけはどうなるのか? これがクラブの主要な難題だ。GKのジレンマだ」 さらに、両者を比較して「シュチェスニーは経験があり、実力は確かだ。ディ・グレゴーリオにすべてを賭けるのはリスクを伴う」とも指摘。第3の選択肢として、2017年のシュチェスニーとジャンルイジ・ブッフォンの関係性のように、2人を交替で起用する案を挙げている。そのうえで「最終決断はチアゴ・モッタが下すだろう」と述べ、次期監督候補として囁かれるモッタの意向次第との見方を示した。