「犯人は早く出て来い」妻殺害事件 元長野県議の丸山大輔被告が判決前に心境語る 逮捕時「どうなってんだ」と怒り 「DNAが一番の証拠」「無罪を信じて待つだけ」
「DNAが一番の証拠」
ーー懲役20年の求刑はどう思っていますか? 「1年だろうと100年だろうと一緒かな。無罪になるかどうかというところしか考えていない」 ーー無罪となるには、何が決め手になると思いますか? 「現場の状況を見てもらえれば。DNAが一番の証拠ですよ」 希美さんの衣服からは家族以外のDNAが検出されている。検察側は誰のものかは分からず、希美さんと接する従業員や客の可能性があるとしている。 一方、弁護側は「犯人のものの可能性が十分にある」と主張している。
犯人に対して「早く出てこい」
ーー犯人に対して言いたいことは? 「『早く出てこい』ということだけですね」 ーー怒りの感情とかはありますか? 「もちろんありますけど、検察への怒りの方が強いかな」
「毎日、妻に話しかけている」
家族については― ーー希美さんや事件後に亡くなった希美さんの父親に思うことはありますか? 「毎日、2人に話しかけているような気持ち。『天気がいいね』とかって語りかけている。そばにいるような、日常生活のような会話をしている」
「子どもと一緒においしいものを」
ーー無罪となり釈放されたら何をしたいですか? 「子どもと一緒においしいものを食べられればそれでいいかな」 ーー有罪になったら控訴しますか? 「やるべきことをやったから、その上で本当にひっくり返るのか無駄な労力にも思うし、裁判員裁判を尊重したい。控訴するだろうと思われるのも、面白味もないし」
判決は12月23日
言葉に詰まることなく問いかけに応じた丸山被告。面会は30分で終わった。 担当記者は面会での丸山被告の印象について、「基本的には淡々としていて落ち着いた様子でした。笑顔になったり、語気を強めたりする時もありましたが、本心がどうなのかはうかがい知ることはできませんでした」と話す。 注目の判決は12月23日の予定。 (長野放送)
長野放送
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