【パリ五輪】「僕を陰謀論者と呼んだことに失望した」ヒルの発言でますます深まるブラウンとUSAバスケットボールの溝<DUNKSHOOT>
USAバスケットボールとジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)の間の溝は、ますます深まったようだ。 【画像】陰謀論を唱えるブラウン 現在開催されているパリ五輪バスケットボール男子アメリカ代表チームの選考過程において、ブラウンは無念の落選。昨季はセルティックスを16年ぶりのリーグ制覇に導き、ファイナルMVPに輝いたにもかかわらず、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)辞退の際の追加招集からも漏れたことに、本人はSNSを通じて不満を露わにしていた。 ブラウンがX(旧Twitter)にポストしたいくつかの“意味深投稿”のなかで、とりわけ大きな話題となったのが、ナイキにメンションする形で綴った「これが僕らのやり方か?」という投稿。“アメリカ代表のスポンサーであるナイキと契約している選手が、優先的に代表入りしているのではないか”というニュアンスの陰謀論を唱え、「そう確信している」とも語っていた。 この説について、アメリカ代表のマネージング・ディレクターを務めるグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)は、ゲスト出演した『The Dan Patrick Show』で“陰謀論”という言葉を実際に使った上ではっきりと否定。「そういう話は好きだけど、陰謀論と考えるのはどうかと思う。純粋にバスケットボール面での決断」と選考理由を説明した。 するとこのヒルの発言に対し、ブラウンはXでまたも強い不快感を示す。「グラント・ヒルが僕を陰謀論者と呼んだことにがっかりした。僕は21歳の頃から(NBA選手会の)副会長を務めていて、理解もあるのに」と綴ったのだ。 ここまで表立ってやり合ってしまっては、両者の関係性を修復するのは難しいだろう。この先ブラウンがどれだけ活躍しようとも、アメリカ代表のジャージーを身に纏う日は来ないかもしれない。 構成●ダンクシュート編集部
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