山下夏鈴

びわこボートの「GⅢオールレディース　ビーナスちゃんカップ」は4日、初日を迎える。 ◇ 再現はある！！　当地前回（昨年5月）のヴィーナスシリーズ覇者で今月から初のA級初級を果たした山下夏鈴（27、三重）、今回も前検練習で力強い足気配を披露した。 「ペラは叩きました。まだ回り過ぎで止められる余地がある中でも少し余裕がありましたね。びわこはいいイメージがありますよ。ピット離れも考えなくていいし、伸びがくるようなペラのベースもあります」 前検タイム6秒58は、今井美に並ぶトップタイ。本人のジャッジでもまだ上積みの余地を存分に残しているだけに、期待値は早くもマックスといっていい。 昨年9月の宮島オールレディースで切ったフライング休みを11月に消化。今期は芦屋一般戦、GⅢ蒲郡クイーンズクライマックスシリーズの2戦とも予選落ちだが「蒲郡は、着は悪かったけどレースできるようにはなった。いつもF休み明けはボロボロだけど、今回はそんなことはないです」とファイティングポーズを取れるなら心配無用だ。 「調整次第で修正は必要だけど、特訓は1、2本目とも勘とは合っていました」 仕掛けへの不安もなく迎える初日は5、11Rで3、4枠。センターから自慢の攻撃力を発揮し、当地連続Vに向けて快調に飛び出す。（井置浩二）