ソトの古巣ヤンキース メッツより1年長い16年契約提示も総額で7.5億円劣る ジャッジとのコンビ解散
メッツがヤンキースをFAとなったフアン・ソト外野手(26)と15年総額7億6500万ドル(約1147億円)で契約合意に達したと8日(日本時間9日)、米「ニューヨークポスト」の看板記者ジョン・ヘイマン記者が自身のX(旧ツイッター)で報じた。 ソトはヤンキースに移籍した今季157試合に出場し、打率・288、自己最多となる41本塁打、109打点を記録。ジャッジとともにチームを引っ張り、リーグ優勝、15年ぶりのワールドシリーズ進出に貢献した。 若干26歳ながらメジャー通算201本塁打、5度のシルバースラッガー賞と実績十分で、今オフ移籍市場最大の目玉として去就に注目が集まり、複数の米メディアによると、ヤンキース、メッツ、ドジャース、レッドソックス、ブルージェイズの5球団がオファーをしていたとみられる。 メッツのスティーブ・コーエン球団オーナーは大富豪として知られ、潤沢な資金力を武器に争奪戦を制した。 第一報をスクープしたヘイマン記者は、ヤンキースはメッツより1年長い16年契約を提示するも総額ではメッツより500万ドル(約7億5000万円)劣る7億6000万ドル(約1140億円)だったと伝えた。これでジャッジとの大砲コンビは解散となった。 米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者もXでソトがメッツと契約合意と報じ、15年総額7億6500万ドルは大谷翔平が昨オフにドジャースと北米プロスポーツ史上最高額の10年総額7億ドル(決定時約1015億円)で結んだ契約を超え、「プロスポーツ史上最高額」と伝えた。年平均では10年総額7億ドルの大谷の方が上回っている。 また、後払い方式はなく、5年終了後にオプトアウトの権利も盛り込まれたと米メディアが報じた。