巨人ドラ1・石塚 ドジャース・大谷も愛用オーダーメードマットレス持参で入寮
大谷流の睡眠でスターへの階段を夢見た。巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)が8日、川崎市のジャイアンツ球場へ入寮し、ドジャース・大谷も愛用する寝具メーカー「西川」のマットレスと枕を持参した。「大谷翔平さんが使っているマットレスを持ってきた。超一流のスポーツ選手も睡眠は大事にされているので簡単にまねできるところだと思う」と期待に胸を膨らませ、プロ生活を始めた。 ドジャース・大谷が睡眠を重視していることは有名な話。花咲徳栄の寮でも同メーカーのマットレスをチームで使っていた。プロ入りの今回はオーダーで購入し、肩や腰の位置などを計測して自分仕様にカスタマイズ。「暖かく寝られるというか、あんまり疲れない感覚です」と既に効果を実感する。枕は入寮当日に寮に届き「楽しみですね。あんまり気持ちよく寝すぎて朝寝坊しないようにしたい」と笑った。 高校通算26本塁打を誇った打撃と強肩を生かした広い守備範囲が武器。チャンスがあれば阿部監督も1年目からの起用を示唆しており「どんどんアピールできるようにガツガツやっていきたい」と早期での1軍デビューを思い描いた。 高校の恩師からも金言を授かった。「一歩一歩」と岩井隆監督が記したマグカップが数日後に届く予定。「目指しているところに焦ることなく、だけど、やっぱり着実に進んでいけるようにと意味を込められた言葉で、1年目はその言葉を大事にしたい」。超一流の相棒を味方に球界の星へと成長していく。(村井 樹)