小説家・山内マリコが振り返る「自身のキャリア」 「作家は信用商売。書いてきたものは裏切らない」
なので、SNSを見て「なんだこんな人か」とがっかりされてしまっては、元も子もない。最低限の情報拡散には使うけれど、ホットなトピックに食いついていらんことは言いたくない、という自制心を働かせています。臆病と思われるかもしれないけど、SNSで得た刺激も小説にフィードバックして、作品にしていく。そういうやり方でバランスをとっています。なのでSNSは、インプットのツールとしてなくてはならないもの、でしょうかね。
PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA
■「マリリン・トールド・ミー」 著者:山内マリコ 仕様:46判/256ページ 発売⽇:2024年5⽉28⽇ 定価:1870円 出版社:河出書房新社 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309031859/