相思相愛の末…「希望球団」入りを果たしたドラ1戦士(4)カープ入り叶えた”甲子園のスター”
「2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が、10月24日に開催。これまで数多くのドラマを生んできたドラフト会議だが、近年は12球団OKの姿勢を示す選手が多い中、希望球団入りを果たした選手もいる。ここでは、意中の球団へドラフト1位で入団した現役選手を紹介する。
中村奨成
出身:広島県 投打:右投右打 身長/体重:181cm/81kg 生年月日:1999年6月6日 経歴:広陵高 ドラフト:2017年ドラフト1位 甲子園で圧倒的な活躍を見せ、地元球団である広島東洋カープに入団した中村奨成も、相思相愛によってプロ入りを果たした選手の1人である。 広陵高校で1年夏からレギュラーを掴んだ中村は、集大成の3年夏に甲子園へ出場。1大会6本塁打、17打点の大会新記録を樹立し、チームを準優勝に導く。ドラフトでも一躍注目の的となり、広島と中日ドラゴンズの2球団がドラフト1位で指名した。 12球団OKという姿勢を示していたが、幼少期からカープファンであった中村にとっては、嬉しい指名となった。抽選の末、カープが交渉権を獲得。地元出身のスター候補として大きな期待が寄せられた。 しかしプロ入り後は、一軍で思うような成績は残せていない。捕手層の厚いチーム状況などもあり、2021年からはキャッチャーだけでなく外野に挑戦している。 2023年はシーズン常磐に左足靱帯を断裂。長期離脱を強いられるなどケガに苦しんだ1年となった。
ベースボールチャンネル編集部