トキメキ、科学で裏付け…立命館大理工学部の「心の距離測定メータ」で婚活
滋賀県の結婚支援センター「しが結」は21日、「心の距離」を測定して相性を分析する婚活イベントを、草津市の立命館大びわこ・くさつキャンパスで開き、20~40歳代の男女約30人が参加した。 【画像】参加者の心拍などを記録するスマホ
イベントは、同大学理工学部の岡田志麻教授(生体工学)らが研究する「心の距離メータ」を活用。心拍や行動が共感する相手と同調する脳科学や心理学を応用し、参加者の腕に装着したセンサーとスマートフォンを使って心拍の変化や動きなどを分析した。
参加者は自己紹介後、グループでパスタを材料に塔を作る課題に挑戦。心の距離が近いと測定された人と会話を深め、最後に意中の人を指名した。 この日は5組のカップルが誕生。京都市の会社員男性(34)とマッチングした大津市のパート女性(35)は、男性に好印象を抱いていたといい、「自分の感覚が科学で裏付けられた」と驚いていた。
しが結は、会員検索やAI(人工知能)が相手を提案するオンラインサービスが柱。これまでに39組が結婚の意思を固めている。