【ワンランク上の名門をクローズアップ!手頃な価格のアメリカ時計】アメリカブランドの狙い目ウオッチ~Vol.2~
前回は手頃な価格帯で高品質な時計を生み出すアメリカブランドを紹介したが、今回はワンランク上の価格帯の本格時計を製作する実力派をクローズアップ。鉄道時計の老舗やアメリカ軍と深く関わってきたミリタリーウオッチの名手、さらにはアポロ15号とともに月に降り立った時計を生み出したブランドなど、歴史に名を残すモデルを世に送り出してきた名門ブランドを紹介していく。 【画像】長い歴史と数々の偉業に注目!名門アメリカブランドの狙い目時計を一気見する
BALL WATCH(ボール ウォッチ)
“過酷な環境の下でも正確な時を告げる”というスローガンを掲げ、アメリカ時計史に大きな足跡を残してきたブランド。堅牢で耐磁性に優れた特徴に加え、全モデルに従来の蓄光の70倍にも達する明るさのマイクロ・ガスライトと呼ばれる自発光システムを搭載。鉄道時計で名の知られたブランドではあるが、その高い技術力を武器に現在は登山家や海洋研究家などの冒険者に向けたモデルでも注目を集めている。
【ピックアップモデル/BALL WATCH】エンジニアハイドロカーボン ブルーインパルス
同社独自の特許技術と先進のテクノロジーを結集した人気モデル“エンジニアハイドロカーボン”シリーズより、航空自衛隊の創設70周年を記念した日本限定モデル。 9時位置の秒表示サブダイアルには日本唯一のアクロバット飛行隊の専門チーム“ブルーインパルス”のロゴマークが配され、裏ブタには航空自衛隊(JASDF)のシンボルマークがエンボス加工でデザインされている。 高さ1.5mからの自由落下に耐えうる7500Gsの衝撃テストをクリアし、外部からの衝撃が直接リューズに加わることを防ぐ独自の“セーフティロック・クラウンシステム(特許取得済)”を搭載。抜群の堅牢性を誇るツールウオッチだ。
HAMILTON(ハミルトン)
1892年に創業し、アメリカの鉄道公式時計として認められたのち、2度の世界大戦では陸・海・空それぞれに適した軍用時計を開発。その後もアメリカ初の航空郵便の公式時計に採用されたほか、1957年には世界初の電池式時計(ベンチュラ)を発表。その類稀なるパイオニア精神を生かし、21世紀にはエボーシュメーカーの最王手・ETA社と共同開発の新ムーヴメントを発表。手が届く価格帯で高品質な時計を生み出し続けるアメリカ屈指の名門ブランドだ。