【中島史恵メソッドで、更年期も快適&美しく! ⑧】イライラ、落ち込み…更年期のメンタル不調を中島史恵さんのヨガで整える
イライラしたり、落ち込みやすくなったり、更年期にはメンタル不調が起きがちになる。こんなトラブルも、体からアプローチすることで改善が可能。ヨガインストラクターの中島史恵さんに、メンタルの不調に効果的なヨガを教えてもらった。続けることでメンタルが安定しやすくなるから、ぜひ取り入れてみて。
背骨にアプローチするヨガのポーズで自律神経を整えて、メンタルの不調を改善
40代、50代は、仕事で責任のある立場に就いたり、親の介護、子どもの受験や巣立ちなど、さまざまな問題を抱えがち。ストレスが多く、イライラや落ち込み、うつっぽさなどメンタルの不調が起きやすくなる。このようなときには、どんなヨガがおすすめなのだろうか? 「ストレスがかかると、自律神経の交感神経が優位になるので、心身が緊張モードになって、メンタルの不調が起きやすくなります。改善するためには、副交感神経を優位にすることがポイントです。 ヨガは深い呼吸をしながら行うので、副交感神経が優位になりやすくなります。なかでもおすすめなのが、背骨にアプローチするヨガ。自律神経は背骨に沿って走っているので、硬くなって詰まっている背骨を伸ばすようなポーズを取り入れると、自律神経のバランスが整い、メンタルの不調が改善しやすくなります。1日1回でもやるようにすると、精神状態が安定しやすくなるので、こまめに行ってみてください」 以下が、中島さんおすすめのポーズ。さっそく実践を!
イライラ、落ち込み、うつっぽさなどメンタル不調の改善に<キャット&カウのポーズ>
※腰が弱い、もしくは腰痛のある人は無理をして行わないでください。
①よつばいになり、手は肩の真下に、膝は股関節の真下に置き、足指を床につける。このとき、手のひらと足先で床を押すようにしよう。
②息を吸って、吐きながら、背中をゆっくりと丸めていき、頭を内側に入れておへそをのぞき込むようにして3~5呼吸。
③息を吸って、吐きながら頭を起こし、背中をゆっくりと反らして、尾骨を斜め後ろに向けて3~5呼吸。
④次に、息を吸って、吐きながらお尻を下ろし、両腕を伸ばして、頭を内側に入れて3~5呼吸。