双子俳優が空調服で職人仕事する現在「芸能の仕事が減って」38歳になった斉藤祥太・慶太のふたり「やっぱりたまに間違えられます」
双子の俳優として数々のヒット作に出演し一躍有名になった斉藤祥太さんと慶太さん。俳優の仕事が減って「知らない世界に飛び込んだ」という、職人としての現在を伺いました。(全3回中の1回) 【写真】「昔と雰囲気違う?」”ワイルド”な職人・斉藤祥太さん、慶太さんの現在(全11枚)
■電気工と内装工の職人に ── 現在、芸能の仕事と並行しておふたりとも職人として働いていると伺いました。 斉藤祥太さん:自分は会社員で電気工事の仕事をしています。カードをかざすと入り口が開く電気錠のシステムがあるんですけど、そのカードリーダーをつける仕事です。仕事相手は企業が多く、最近だと麻布台ヒルズの現場も担当しました。
慶太さん:僕は住宅や店舗の内装工事をしています。壁紙や床、塗装やリノベーションの工事もしますよ。自分はクロスと床に特化した職人ですなんですけど、内装の仕事は親方のところで3年間修行して、その後、独立しました。 ── 数ある職種から、現在の仕事を選んだ理由を教えてください。 祥太さん:職人という仕事を意識したのは20代でしたが、10代から芸能の仕事の合間にバイトはしていました。友達の家が電気関係の仕事をしていて、何か協力できるんだったらというところからスタートして、解体工事やガスの配管工事もしていました。最初は全然わからなかったんですが、教えてもらううちにだんだん勉強したいなと思ってきて、今に繋がります。
慶太さん:僕もいわゆるガテン系の仕事をしている友達の仕事を手伝ったのがきっかけです。その後はスポーツインストラクターをしていたこともありました。やっぱり汗をかいて体を動かす仕事が好きだったのと、建築業界は身近だったというのが大きいですね。 本格的に始めたのは芸能の仕事が減ってきたことが理由ですが、仕事を待っているくらいなら何かしている方がいいなと。今は割合的に8:2くらいで、8が職人の仕事です。顔を見て声をかけられることもあるので、「テレビに出てたんだし、ちゃんとしなきゃ」って思うんですけど、今は一般人という感覚の方が大きくなっています。