双子俳優が空調服で職人仕事する現在「芸能の仕事が減って」38歳になった斉藤祥太・慶太のふたり「やっぱりたまに間違えられます」
── 毎年、夏の暑さが過酷さを増していますが、現場での仕事は大変ですよね。 祥太さん:見たことあると思うんですけど、仕事のときは作業着に扇風機がついた空調服を常に回してます。 慶太さん:内装工事なので直射日光はありませんが、室内なので蒸し暑いです。物入れとかクーラーがない場所での作業は特にきついですね。
■仕事を通して感じる「人の役に立つやりがい」 ── ドラマや映画など、多くの方の目に触れる仕事からのギャップは大きそうです。
慶太さん:仕事を一緒にする人が変わりました。これまでは芸能人が多かったんですが、もちろん一般の方が仕事相手です。お客さんの家に直接お邪魔して作業することも多いので、緊張していましたね。今では慣れましたが、最初のころは在宅工事というと前日からドキドキして。だいぶ環境が変わったなと思っていました。 祥太さん:ドラマの撮影のときに、スタッフさんの裏方の仕事を近くで見ていて、実はそういう仕事に興味はあったんですよね。特に技術スタッフの方、カメラマンや照明、音声や録音の方の仕事風景をよく見ていました。今は電気工事の仕事をしていますけど、自分も裏方の仕事をしている感じがして楽しいんです。ずっと表に出る仕事をしていましたが、裏方の仕事は人の役に立つのがいいなと思いました。工具を使うのも、もともと好きだったんですよ。
慶太さん:へぇ~、そうだったんだ。 ── DIYが流行っていますが、おふたりはプロですし、何かご自身で家に手を加えていることはありますか。 慶太さん:うちは賃貸なんですけど、クロスを貼って壁一面の色を変えました。引っ越す前に直せるようにするんですけど、子どもの身長がどのくらい伸びたかも壁に鉛筆でそのまま書いています。あとは内装ではないんですが、水道周りもいろいろと変えました。 祥太さん:テレビの裏の配線とか綺麗ですよ。テーブルの角とか、子どもがぶつかって危ないところにガードをつけていたんですが、それも剥がされてしまうので、しっかりビスで打ってます。