双子俳優が空調服で職人仕事する現在「芸能の仕事が減って」38歳になった斉藤祥太・慶太のふたり「やっぱりたまに間違えられます」
── さすがですね!芸能の仕事はふたりで出演する機会が多かったと思います。今はどうですか。 慶太さん:同じ建築業界なので、今も現場で一緒に仕事をすることはあります。僕らだと知っていて呼んでくれることもあります。僕が内装に入っている現場で、「電気は祥太にお願いできる?」と聞かれることも。芸能関係の方からの依頼もありますし、昔の話をしながら仕事をできるのも楽しいです。先日も在宅工事に行ったら「斉藤祥太くんですか?」と聞かれました(笑)。若いときより今の方が、顔の違いがわかりやすいんじゃないかなと思いますけど、やっぱりたまに間違えられます。
■テレビデビューは幼少期から ── 芸能の仕事を始めたのはいつからでしたか。 慶太さん:小さいころに『おかあさんといっしょ』に出たり、双子や三つ子が出るタモリさんの番組に出たりしたことはありました。そこから数年はテレビに出る機会がなくなって、また久々に出たいねというような話から事務所に応募して中学1年で芸能界に入りました。 でも僕は、部活の部長をしていたので、ドラマ『キッズ・ウォー』への出演が決まったとき、最初は祥太から本格的に芸能活動を始めました。ふたりとも役者になりたいとか、映画俳優になりたいというのはなくて、漠然にテレビに出たいというところから始まって、いろんな作品に出させてもらいました。
── テレビやドラマが高い視聴率がとれる時代に、おふたりとも大活躍されていました。 慶太さん:当時はSNSがなかったので、芸能界や芸能人って神秘性がありましたよね。今はそれそれが個人として繋がれる時代といいますか。距離感はSNSの怖いところではあると思うんですけど、これはこれでひとつの形かなと思いますね。 ── 芸能界の仕事が今に活きていることはありますか。 慶太さん:職種が全然違うので、直接役に立っていることって本当にないんですよ。でも、芸能でしか味わえないいい経験といいますか、普通の仕事ではできないことをさせてもらったなと思いますね。