市原隼人が「べらぼう」で盲目の大富豪役! 井之脇海、飯島直子ら11人の新キャストが発表
2025年1月5日にNHK総合ほかで放送される大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~(つたじゅうえいがのゆめばなし)」(日曜午後8:00ほか)の追加キャストが発表され、市原隼人、井之脇海、飯島直子、珠城りょう、徳井優、三浦獠太、前野朋哉、鉄拳、落合モトキ、宮尾俊太郎、花總まりが出演することが分かった。 親なし、金なし、画才なし…ないない尽くしの生まれから、喜多川歌麿や葛飾北斎などを見いだし、“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く「べらぼう」。脚本は、NHKで、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17年)や連続テレビ小説「ごちそうさん」(13年)、ドラマ10「大奥」(23年)など数多くのヒット作を手掛けてきた森下佳子氏が担当する。
市原が扮(ふん)するのは、花魁の瀬川(小芝風花)を身請けする“盲目の大富豪”鳥山検校。“検校”というのは盲人に与えられた最高位の官位であり、鳥山は幕府の許しを得て高利貸しを行い、多額の資産を築いていた。金の力ですべてを手に入れた鳥山であったが、唯一、妻・瀬川の心だけは、まだ自分のものにできておらず、そこに蔦重(横浜)の姿を感じ取っている人物だ。 市原は、「いまだ謎に包まれた人物でありながら、盲人組織当道座における最高位である鳥山検校を演じさせていただきます。生まれ持った運命により与えられた人生の善しあしをどう感じるかは己次第であり、理屈では説明できない鳥山検校の人恋しさを埋めるものは何なのか? 検校と同じ境遇にあるすべての人や物事に敬意を払い務めさせていただきます。(共演者とは)現場で芝居を通してやりとりをすることを楽しみにしています。自分でも現場に入らないとどうなるか分からないほど、今までの大河ドラマにない人物像であると感じています。撮影本番に向けてしっかりと準備を行い、出演の刻をお楽しみいただけるよう努めてまいります」と、役柄への深い洞察と、作品に対する強い情熱をうかがわせる。