市原隼人が「べらぼう」で盲目の大富豪役! 井之脇海、飯島直子ら11人の新キャストが発表
井之脇が担うのは、平賀源内と行動を共にする“浪人”新之助である。御家人の三男坊として生まれたが、とある理由で出奔し、源内と共に長屋で炭売りをして暮らしている。蔦重に連れられて吉原の女郎屋・松葉屋で、うつせみ(小野花梨)と運命の出会いを果たす。 「『べらぼう』の制作が発表されて、面白そうな題材で、しかも森下さんの脚本と聞き、ご縁がありますようにと願っていたので、声をかけていただいて、とてもうれしかったです」と喜びを伝える井ノ脇。今回が4回目の大河ドラマ出演となるが、「いつも大河の現場は豪華なキャストに囲まれて、埋もれないように食らいつくのに必死なので、今回も芝居モンスターたちに負けないよう頑張ります」と意気込みは十分で、初めて挑戦する江戸中期の時代背景と浪人役に対する熱意を見せる。 続けて、「今のところ、横浜さんとのシーンを多く撮っていますが、横浜さんは芝居にとても真摯(しんし)で、いつも空き時間に、どちらからともなくセリフ合わせが始まって、何度も何度も練習をしています。そのかいあって、いつも良い状態で本番で演じられています」と、横浜の姿勢に感銘を受けている様子で、「誰よりも作品に真摯に向き合う座長を見て、間違いなく良い作品になると確信しています。そんな座長をクランクアップまで、みんなで支えながら走り抜けたいです」と、強い信念を持って撮影に臨んでいる。 また、うつせみ役の小野花梨との共演についても、「今後、一緒のシーンが増えますので、いろいろ話し合いながら、江戸中期の恋愛を、2人で繊細に演じられるよう頑張ります」と力を込め、江戸中期の生活についての知識はあまりなかったものの、「森下さんの脚本を読むと、当時の生活が、きっとこうだったのではないか、とたくさん想像できて、そのイメージを大切に、芝居をしたいと思います」と歴史背景を大切にした演技を目指す。 加えて、「何作もご一緒させていただいている森下さんから、改めて、新之助について、『期待してるからね!』とお言葉をいただいたので、ご期待に応えられるよう、いや、それ以上に応えられるよう、全力で演じたいと思います」との強い決意を語り、序盤でのうつせみとの不器用な2人の恋模様や、新之助の優しさと真っすぐさ、遊女と浪人の禁断の恋の展開についても、「見守っていただけたらうれしいです」と呼び掛けている。