愛知・豊橋市の新市長「新アリーナ中止」断言 バスケ・三遠ネオフェニックスの“プレミア”参入取り消しも
スポーツマネジメントの専門家は
選挙を経ても、いまだ火種としてくすぶり続ける、新アリーナ問題。 スポーツマネジメントの専門家は、どう見ているのでしょうか。 「これから市民が限られたリソース(資源)、地域のリソース、人もカネも含めて、どういうふうに投資して、どういう政策を優先して考えないといけないかを改めて考えて、スポーツも選択肢としてどう考えるかという時代なんだと思う」(岡山理科大学 経営学部 林恒宏 准教授)
「文化活動や魅力的な街づくりの視点も」
林准教授は、アリーナ建設の是非について、スポーツという視点だけでなく文化的な活動への利用や、魅力的な街づくりといった面からも考えていくことが必要だといいます。 「豊橋市も人口減少が進んでいるかと思います。豊橋市の魅力を際立たせながら、どのように今後、豊橋市が持続可能な都市経営を進めていくか。あるいはさらに発展的な都市経営を進めていくか。トップスポーツチームやアリーナをどう活用しながら、街の魅力を高め、それをどう発信していくか。それを住民と行政がいま一度考えていただく機会になるのではないかなと思います」(林准教授)