愛知・豊橋市の新市長「新アリーナ中止」断言 バスケ・三遠ネオフェニックスの“プレミア”参入取り消しも
新市長「豊橋公園に新アリーナを作ることはない」
市長就任が間近に迫った長坂氏に、改めて今の考えを聞くと…。 「豊橋公園に新アリーナを作らない、これは変わらないです。そもそも新アリーナの必要性を言われても、論点はそこじゃないと思ってますので。新アリーナが必要だと思ってる人がいるのは分かりますよと。それ以上に豊橋公園を今のような公園として維持してほしいという声が、今回の選挙結果だと私は判断しております」(長坂氏)
総合体育館の改修で対応する可能性も
豊橋公園に新アリーナを作ることはない、と断言した長坂氏。 三遠ネオフェニックスが「Bプレミア」参入のために求めている、アリーナの整備については…。 「可能性として、総合体育館の改修で対応できるかどうか。(三遠ネオフェニックスが)豊橋市総合体育館をホームアリーナにしますよとした、当初は総合体育館の改修で対応していく話だったと承知していて、いつの間にか新しい施設を作るという話に変わったということだと思う」(長坂氏) すでに着手している工事の契約を解除した場合、業者側に支払う損失補償などが発生する可能性については。 Q.試算はどれぐらいなのか 「いや全く分かりません。試算もしていない。私が市長になったら、この金額が1円でも低い金額になるために、豊橋市の損害を少なくするために争わなければいけない立場だと思っているので、具体的な金額は言わないと決めております」(長坂氏)
市長選で戦った相手は新アリーナ署名を支援
こうした中、市長選で戦った相手からは、こんな声が。 「今、明確な情報がないんですね。契約を解除したときにどのような豊橋市のデメリットがあるかという情報は、選挙戦の中でもなかったと思います」(近藤喜典氏) 新アリーナ推進派として市長選に出馬していた前の市議会議長、近藤喜典氏。 14日から市民の有志が始めた、新アリーナを求める請願書の署名活動を支援しているといいます。 「(長坂氏の)考えるきっかけが一番大切なので。考えていただいて民意を受けてどうするかという。市長は決断と選択が与えられていて、決断をすることが仕事だと思いますので、その決断を一回を待ちたい」(近藤氏)