ソフトバンク笹川 小久保監督「期待してない」に奮起の1安打1盗塁「期待してなかったら…逆に感じた」
◇SMBC日本シリーズ第4戦 ソフトバンク0―5DeNA(2024年10月30日 みずほペイペイD) 【写真】9回、空振り三振に倒れた山川(右)とベンチの小久保監督 「ギータ2世」と期待のソフトバンク4年目の笹川吉康外野手(22)が「9番・左翼」で日本シリーズデビュー。初安打&初盗塁を記録した。 前夜、奈良原ヘッドコーチから先発出場をメールで伝えられた。 「緊張は悪いイメージがあるので使わない。興奮している」と自身を奮い立たせて、試合に臨んだ。 「一発狙った」という1打席目は三ゴロ。ケイの出来に「ちょっと無理だなとヒット狙いに変えた」と、0―1の6回先頭の打席は149キロのツーシームを捉え、左前打を放った。 周東の打席ではシリーズ初盗塁も決めた。 それでも「1本出たのはうれしいですけどチームが負けたので」と笑顔はない。 小久保監督には試合前「期待してないから」と声をかけられたというが、笹川自身は「期待してなかったら出さないでしょ?期待してくれていると逆に感じた」と受け止めた。