【卓球】国民スポーツ大会の全日程が終了。成年男子では地元・佐賀県が激戦を制して頂点に立つ
10月5~9日にかけて佐賀・基山町総合体育館で開催されていた「第78回国民スポーツ大会 卓球競技」の全日程が終了。各種目で優勝チームが決定した。 ●成年男子 優勝:佐賀県 準優勝:東京都 3位:大分県、愛知県
【成年男子】 ●決勝 佐賀県 3-2 東京都 ◯田中 5、8、8 小野寺 有延 -10、5、-9、-14 阿部◯ ◯田添 5、6、-6、6 伊藤 田中 -10、6、-4、9、-7 阿部◯ ◯有延 8、-9、9、10 小野寺
成年男子を制したのは地元・佐賀県。決勝の東京都戦では阿部に2点を奪われるも、1番で田中が小野寺に、3番で田添が伊藤を下して勝負の行方は5番へと託される。5番では豊富な運動量でラリー戦を展開する小野寺に対し、有延がパワーで対抗。各ゲーム競り合ったが、勝負所でわずかに上回った有延が3-1で勝利。成年男子では佐賀県初となる優勝を成し遂げた。
女子は茨城が優勝。地元・佐賀は準優勝
●成年女子 優勝:茨城県 準優勝:佐賀県 3位:青森県、東京都 【成年女子】 ●決勝 茨城県 3-2 佐賀県 矢島 -5、-3、-7 笹尾◯ ◯出澤 6、8、9 麻生 原 -5、9、-6、-10 小島 ◯出澤 -7、8、-9、8、9 笹尾 ◯矢島 9、6、9 麻生
成年女子は茨城県が7年ぶりの優勝。決勝は地元・佐賀県との対戦ということもかり完全アウェー。1番で矢島が敗れ、会場の空気が一気に佐賀県に傾いたが、この空気を打ち崩したのが茨城県のエース・出澤だ。フォア面の表ソフトとバック面の粒高をうまく使った変化プレーで2番で麻生に完勝。3番の原は惜しくも敗れたが、4番で再び登場した出澤が相手エースの笹尾に粘り勝ち。勝負の行方を握る5番では、矢島が麻生をストレートで下して見事優勝を決めた。
愛知県が2年ぶりの優勝[少年男子]
●少年男子 優勝:愛知県 準優勝:山口県 3位:京都府、兵庫県 【少年男子】 ●決勝 愛知県 3-1 山口県 ◯面田 7、9、7 岩井田 ◯坂井 8、11、11 中野 菅沼 -9、-9、9、9、-10 渡辺◯ ◯坂井 10、5、-4、7 岩井田 少年男子は愛知県が2年ぶりの優勝。決勝では前回王者の山口県に対し、1番の面田、2番の坂井がともにストレートで勝利して一気に優勝へ王手をかける。しかし、3番では菅沼が渡辺のアグレッシブな両ハンドプレーに押されて逆転負け。山口県に流れが傾いたかと思われたが、4番では坂井が岩井田とのエース対決に勝利してチームに優勝をもたらした。
大阪が4連覇を達成[少年女子]
●少年女子 優勝:大阪府 準優勝:愛知県 3位:岡山県、高知県 【少年女子】 ●決勝 大阪府 3-1 愛知県 ◯青木 5、6、4 遊佐 ◯竹谷 8、5、10 山室 髙森 7、8、-7、-8、-8 田旻一◯ ◯青木 6、-6、-12、5、8 山室 少年女子は大阪府が驚異の4連覇を達成。インハイ王者の竹谷と青木に加え、四天王寺高の髙森という布陣で今大会に臨み、準決勝の岡山県戦では相手エースの面手に2点を奪われながらも辛勝。決勝では青木と竹谷が2人で3勝をあげ、見事優勝をつかみ取った。