糖尿病の治療薬「GLP-1受容体作動薬」は肥満症にも効果があることをご存知ですか?
編集部まとめ
今回は、GLP-1というホルモンやGLP-1受容体作動薬について詳しく教えていただきました。ダイエットに関心のある方々にとって、食欲の減少という副次的な作用のあるGLP-1受容体作動薬は注目の薬ですが、適応外使用をするリスクは大きいとのことでした。本来は、糖尿病の治療薬であり適応内で安全に使用することが推奨されるとのことです。本稿が読者の皆様にとって、糖尿病の治療薬を安全に使用するための一助になりましたら幸いです。
監修薬剤師:
志田 美春 さん(薬剤師) 神戸薬科大学で薬剤師免許、博士(薬学)号を取得。新卒で大手製薬会社に入社し、最先端の創薬研究に従事。転職先では培った技術を活かして、培養肉の基盤研究を推進。この研究活動が評価され、2023年度長井記念若手薬学研究者賞を受賞。その後、産学連携の事業開発を経て、2024年に研究コンサルタントとして独立。