阪神・前川 岡田監督明言「もう大丈夫」 戸郷撃ちへ31日4試合ぶりスタメン復帰 24日に右足死球、緊急帰阪も
「阪神(台風接近中止)巨人」(30日、甲子園球場) 宿敵のエース撃破は任せろ。阪神の前川右京外野手(21)が31日・巨人戦(甲子園)で4試合ぶりにスタメン復帰することを30日、岡田監督が明言した。 【写真】台風接近で試合中止も甲子園は青空 阪神ナインも笑顔で練習 24日の広島戦(マツダ)で右足のすね付近に死球を受け、25日に診察のため緊急帰阪。その後、27日からのDeNA戦(横浜)には帯同していたが、ベンチから外れ3試合連続で欠場した。指揮官は「もう大丈夫みたいや。今日は使おうと思ってたから」と、台風の影響で中止となった30日の巨人戦で先発起用の予定だったことを明かした。 この日の相手先発予定だった戸郷はスライド登板するため、31日も前川が先発に名を連ねる。右腕に対して通算15打数5安打で打率・333、3打点と相性は悪くない。「ちゃんと結果を残せるように準備したい」と気持ちを引き締めた。 今季はここまで94試合に出場し、打率・265、3本塁打、36打点。与えられた出場機会に応えて存在感を示してきた。ただ、自身の負傷がきっかけで昇格した井上が28日のDeNA戦(横浜)で先発出場し、プロ初アーチを放つなど、左翼のレギュラー定着へ新たなライバルも出現した。 この日は甲子園での全体練習に参加。ノックやフリー打撃などで調整した。「そこ(患部の状態)に関してはいうことはないですけど。しっかり試合で結果を残せるように頑張ります」と前川。目の前の一戦に全力を注ぎ、勝利に貢献する一打を放つだけだ。