最も人気なのは? J2リーグ観客数ランキング13位。5000人ギリギリ…。成績低迷でピンチの北関東クラブ
明治安田J2リーグの2024シーズンは前半戦が終了した。昨季途中より新型コロナウイルスによる制限もなくなり、観客動員は2019年以前に戻りつつある。今回は、J2リーグクラブの今季のホーム観客動員数を集計し、1試合の平均入場者数をランキング形式で順位ごとに紹介する。(データは第19節終了時点)
13位:栃木SC 本拠地:カンセキスタジアムとちぎ 収容可能人数:2万4670人 今季平均入場者数:5247人 栃木SCは、2024シーズンの1試合平均入場者数が5247人で、2023シーズンの5834人から大幅に減少している。 ただし、対戦カードで比較してみると、そこまでネガティブな印象はない。今季6000人以上の観客が入っているのは、モンテディオ山形戦(8592人)、いわきFC戦(6434人)、ベガルタ仙台戦(7034人)、ザスパ群馬戦(6047人)の4試合で、全て昨季の同カードよりも多くの人がスタジアムにやってきている。開催時期や天候などの影響もあって単純に比較することはできないが、前向きに捉えていい要素だろう。 昨季の観客数が増えた要因の1つが、最後の2試合だった。残留争いをしていたこともあって多くのファンが訪れた上、最終節の相手はJ1自動昇格が懸かっていたジュビロ磐田ということで、2試合連続で1万人を超えた。この2試合を除くと昨季の平均は5350人まで落ちるため、今季とほぼ同じ水準と言える。 栃木SCは現在降格圏の19位に低迷している。残留争いによる「ブースト」に期待するのではなく、J3降格が現実味を帯びてくる前に危機を抜け出すことで、日ごろスタジアムにやってくるファンを安心させたいところだ。
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