リレー侍が決勝進出!サニブラウン苦笑い「危なっかしかった」着順で決められずタイム順で決定 レース10分後に吉報 桐生は決勝へ「仲間信じて」
「パリ五輪・陸上男子400mリレー・予選」(8日、フランス競技場) 2大会ぶりのメダルを狙う日本は1走サニブラウン、2走柳田、3走桐生、4走上山の布陣で挑み、今季ベストの38秒06で4着で着順での突破はならなかったが、2組終了後の結果でタイム上位2チームに残り、7大会連続の決勝進出を決めた。 【写真】強敵ぞろいの予選 懸命に前を追ってゴールするアンカーの上山 日本の同組には今季ベスト37秒40と断トツのタイムを持つ優勝候補筆頭の米国、東京五輪金メダルのイタリア、同銀メダルの英国と強豪が揃った中での戦い。1走サニブラウンがトップ争いを繰り広げたが、柳田がやや後退。3走の桐生が爆走し追い上げたが、アンカー上山が3着争いに競り負けた。1着は米国、2着は南アフリカ、3着は英国だった。レースから10分後の2組で日本を上回るチームがなく、決勝進出が決定。その瞬間、柳田がガッツポーズし、サニブラウンもサムズアップで喜びを表現した。 サニブラウンは「危なっかしかったかなと思う」と苦笑いしつつ「でも決勝にはいけるので。組み分けが出た時点で、もの凄い1組に(強豪が)固まっていたので、プラス(タイム順での進出)も自分たちの組からだと思っていた」と振り返った。柳田は「あと1本しかない。思い切り走って終わりたい」と決勝を見据え、桐生も「仲間を信じて思い切り走って、思い切り渡したい」と力をこめた。上山は「チーム一丸で決勝で勝負できるように頑張りたい」とうなずいた。 16年リオデジャネイロ五輪で銀メダルに輝いたリレー侍。東京五輪では決勝で1走の多田修平と2走の山縣亮太の間でバトンが繋がらず失格となった。東京五輪からは3走の桐生以外はメンバーが新たになり、復権に向けて、若き侍が挑んだ。