「タワマンに住めれば、それでいいの!」年収1800万円の「ハイスペ夫」を獲得した「30代女性」を待ち受けていた受難とは
友人とランチなどの外出をすると明らかに不機嫌になるため、友達を自宅へ招いたときもあった。しかし、ゴミ箱に捨ててある飲み物やお菓子のパッケージを見て「誰が来た?」「今日一日、何してたの?」と逐一聞いてくるのだ。 彼の母親も専業主婦で、毎日自宅で夕飯を作って、家族の帰りを待っているのが当たり前。その環境で育ったため、自分にも同じことを求めていたのだと話す佳子さん。 もう少し自由な生活をしたいと訴えると、夫は「仕事しないでも良い生活ができてるでしょ? 何が不満なの?」と言う始末。 佳子さんは無収入のため、この人に従うしかないと思うようになっていった。次第に相手の顔色をうかがう生活になっていき、夫に支配されているような感覚に陥っていく。 また、GPSアプリがあるので佳子さんの行動範囲を把握しているはずの夫は、佳子さんの友人のSNSアカウントもチェックしていることが発覚。その事実に気づいたときは唖然としたようだ。 「まさか友人のSNSのショート動画もチェックしていたなんて驚きました(笑)。その子はヘアスタイリストで昔から仲がいいんです。ショート動画は見た人の足跡が残るようになっているんですよ。 確かに夫に内緒でその子と遊びに行った日、不機嫌であまり口をきいてもらえなかった記憶があります」 そんな矢先、佳子さんの体調に変化が訪れる。「待望だったハズ」の赤ちゃんを懐妊したのだ。その後の「幸せなハズ」の生活については、後編で詳報する。 取材・文/錦城和佳