海外メディアは大坂なおみの初戦敗退波乱理由をコーチ別離と結びつける「会見で感傷的に泣き崩れた」
女子テニスの世界ランキング1位の大坂なおみ(21、日清食品)がドバイ選手権の初戦(2回戦)で同67位のクリスティナ・ムラデノビッチ(25、フランス)に3-6、3-6のストレートで敗れる大波乱が起きた。専属コーチのサーシャ・バイン氏とのコンビを解消した直後に全米、全豪の覇者が敗れたことから海外メディアは敗因をコーチとの別離と結びつけた。 UAEのスポーツ360°は「涙ぐんだ大坂。コーチとの別離後の注目に対する対応が困難だったことを認める」との見出しを取り、「涙ぐむ大坂は、流星のような成績上昇の中、彼女のコーチだったバイン氏とのコンビ解消という驚きの決断を行った。そのことに対してメディアが熱狂。その高まる注目へ対応できなくなったことが火曜日にドバイでの初戦で敗れた原因だったと明かした」と伝えた。 記事は、この日の試合を「エラーをまき散らすプレーだった」と酷評。「バイン氏と別れてから初めてコートに登場した大坂はサーブゲームを7度も落とし、ムラデノビッチ相手に35%しかサービスポイントを取れなかった」と続けた。 また「大坂はムラデノビッチに対しサーブが『問題だった』ことを認め、練習が順調に進まなかったことを明かした」とも伝え、「21歳(の大坂)はバイン氏との仕事を止めて以来、練習をうまく進めることが課題となっていると打ち明けた」とも記した。 英国のBBCも「大坂がドバイでの敗戦でコーチとの別離に対する(メディアの)詮索を呪う」との見出しを取り、初戦敗退とバイン氏とのコンビ解消を関連づけた。 記事は「2回戦からの登場となった大坂は、今大会まで勝利のなかった選手を相手に66分で敗北した」と指摘。 「世界ランキング67位で25歳のムラデノビッチが3回戦でスペインのカーラ・スアレス・ナバロと対戦するためのサービスゲームを取って勝利を決めるまで2人はサーブゲームを6回連続でブレークし合った」とレポートした。